近年では梅雨時期に大雨が降ったり、夏の台風による洪水、地震などの災害による被害が数多く見られるようになり、このような場合には業務用エアコンにも大きな影響を及ぼすことになるでしょう。業務用エアコンと聞くと一番に室内機を思い浮かべるかもしれませんが、外にある室外機とセットで動くことを覚えておかなければなりません。室外機は屋外に取付けられる事を前提に作られていて、一般的なものであれば雨や揺れなどに関する様々なテストはクリアしています。どんなに過酷な環境であったとしても、安定した能力が発揮できるような仕組みになっているはずです。
とはいえ災害が発生した場合には、見た目の問題がなかったとしても、周りのものが落下したり飛んでくる、衝突するなど、何かしらの影響を受けている可能性も大いに考えられます。このようなときのために、業務用エアコン取付後の災害時の対処法を覚えておくことが大切です。その1つが室外機の転倒や落下、破損や位置のズレです。もとの場所から大きくずれていたり、壁に設置しているものがぶら下がったり落下しているケースです。
絶対に自分自身では起こさずに、販売店に連絡する必要があります。万が一室外機が浸水している場合には、電源プラグを抜く、もしくはブレーカーを落として使用はやめましょう。業務用エアコン取付け後に室外機が転倒したり水浸しになった場合には、自分で起こしたり無理な運転確認は行わずに、メーカーに連絡することを心がけましょう。